全国の旧国立高専に割り当てられているグローバルIPアドレスを知る方法
結論
JPNICで組織名「独立行政法人国立高等専門学校機構」と検索 リンク:JPNIC WHOIS
概要
全国の旧国立高専に割り当てられているグローバルIPv4アドレスの情報。知りたかった情報なのでメモ。 村井純先生が日本向けに獲得してきた133/8から切り出された/16アドレスブロックが二つ含まれていた。すごい。
何故Whoisの組織名がすべて同じになっているかというと、平成28年に行われた「高専統一ネットワークの整備一式」という調達が関係しているようである。 それまでは、各高専で独自に調達を実施し、システムを構築していたようであるが、この調達をきっかけに統一が図られたらしい。 その一部として、IPアドレスもそれまでは学校ごとに割り当て/管理されていたものが高専機構で統一して管理するようになった(たぶん)。 しかし、なぜかネットワーク名だけは変更されずに残っている。
参考文献
- JPNIC Whois (https://whois.nic.ad.jp/cgi-bin/whois_gw?key=NET-HOLDER%20National%20Institute%20of%20Technology,%20Japan)
- 真・インターネット(+junet)老人会入会試験 part2 (https://quiz-maker.site/quiz/play/L5EWEk20211210154944?fbclid=IwAR2mwNQi5BKB9QapC5nUMFThgEexKeU8Y8Ce-VVLvxC9RcloP3gq0MUyJRw)
- 高専統一ネットワークの整備一式 調達仕様書 (https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/resources/procurement/280801-siyo-network.pdf)
WebRTC Native Client Momoを活用した低遅延1対1ビデオ送信のすゝめ
こんにちは。そして初めまして。主でございます。
低遅延+リアルタイムでカメラの映像を送信したいとき、この記事を読んでいるあなたは、どのような方法で行いますか。
WebRTCとの出会い
主は、従来、Mjpeg-Streamer(https://github.com/jacksonliam/mjpg-streamer)を使用していました。
しかしこいつ、難点があって、遅延が少ない代わりにネットワーク帯域とCPUの処理の少なさを犠牲にしている。
しょがないと半ばあきらめかけていた...その時、「"webRTC"ってのが遅延が少なく軽いらしいよ」との噂を耳にしたのです。
↓その時の気持ち
ぬ、主が求めていたのはこれだぁぁぁぁ!!!!
調べていくと、どうやら時雨堂さんがOSSとして開発されているというMomoというソフトウェアがすごいらしい。Twitterなんかで検索かけてもずらずらと出てくる出てくる。
中3の主が理解できるかどうかは分らんけど、とりあえず使えるようにはなるだろうということで手を付けました。
自分はある程度の知識あるよーという人へ
githubの公式ドキュメントを読んでください。丁寧に書かれており非常に分かりやすいです。
WebRTC Momo の使い方
今回はWindowsPC上で使ってみます。
macやlinuxをお使いの方は、./momo.exe → ./momoにするなど適宜読み替えてください。
1.ダウンロード&解凍する
MomoのgithubリポジトリのReleasesより、自分が使いたいプラットフォームに合ったビルド済みのバイナリをダウンロードします。
番外編.対応OS・ハードウェアについて 「"MOMO" IS GOD!!!!!」
記事執筆時点(2021年1月)では以下のOSに対応しているようです。
ハードウェアで言い換えると、
ということになります。
いや、普通に列挙してみたけど多いでしょ、めちゃめちゃ。
発売されたばかりのM1 Macとかしれ~っと入っちゃってますからね。
開発者様のおかげでほとんどのPC・マイコンで動くので、これから必要になった場面で活躍してくれそうです。
ダウンロードしたら、適当に場所に解凍して、開きます。
以下のようになってたらOK。
2.実行→映像を確認
コマンドプロンプトなりPowershellなりを開いて、解凍した場所まで移動します。
まずはヘルプを読んで、なんとなくどんなオプションがあるか見てみましょう。
引数なしで実行するとヘルプというか引数一覧が出てきます。
$ ./momo.exe
とりあえず今回は1対1での片方向映像送信なので、テストモードで起動すればいいらしい。
$ ./momo.exe test
これで起動されました。
※マイク・カメラはWindowsで規定のデバイスになってるものが自動選択されます。たぶん。
そしたら今度は、ブラウザを開いて、
http://localhost:8080/html/test.html
にアクセスしましょう。
きっとこんな画面が見えているはずです。
でもまだ映像は現れてない。
まず、現在「H.264」となっているプルダウンメニューを「VP9」に変更し、「Connect」ボタンを押します。
↑「H.264」を変更する部分はPCによって変動すると思います。適宜映像が正常に映るコーデックを探してみてください。
3. さらに画質を向上させる
このままだとwebカメラの映像が低解像度でしかも4:3なので、HD解像度でアスペクト比16:6になるように変更します。
momo起動時に、「--resolution HD」という引数を追加します。
「HD」という部分は{4K,FHD,QVGA,VGA}に変更できます。
※数値で指定する方法もあるようですが、割愛します
$ ./momo.exe --resolution HD test
4.視聴用のUIの改善
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2021/10/18 追記
諸事情により現在公開を停止しています.再開予定は立っていません.
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さて、ある程度基本的な部分は完成しました。
しかし、通信状況悪化した場合に画質が自動的に落とされるのですが、一緒に映像が表示される枠の大きさも変化してしまいます。
それだと使い勝手が悪いので、自動で画質変更された場合でも、枠の大きさが変化しないように、HTML/JSファイルを改造します。
※主は初心者です。自分の環境で動いたからとりあえずいいや!思考なので、動かない場合もありますし、コードも汚いです。理解いただける方のみ使用してください。
以下改造内容です。
- Bootstrap / JQuery / popperJS / Google Fonts読込
- ページ読込時にVP9コーデックを選択済みに
- ボタンを修飾
- 表示のみの場合に使用しない「play」「Send」ボタンの非表示
ボタンの非表示は "display : none;"としているだけですので使用される方は適宜削除をお願いします。
以下ソースコードです。
解凍したフォルダ内にあるtest.html内を上記の内容で上書きするか、別名で/htmlディレクトリ内の別名で保存してください。
以下は無事に成功した場合のスクリーンショットです。
終わり & 最後に
これで無事完成です!
お疲れ様でした。
カメラ入力をOBSの仮想カメラにすれば低遅延配信が必要な場合に使えるかもしれません。様々な応用が可能な素晴らしいソフトです。世界中の人が使えばいいのに。
改めて、開発者の方、時雨堂の方、本当にありがとうございます。
今後もメンテナンスが続きますように...
それではみなさん、よきWebRTCライフを!
また次の記事でお会いしましょう。...書きます、気が向いたら...
記述等間違えている箇所ありましたらコメントいただけるとありがたいです。